黒薔薇




「先生全員、殺そっか。」


「「「はぁ?」」」


あたしだけでなく、奏汰、星樹の声も重なる。

先生たちは、怯えている。

相手はまだ、未成年なのに。
情けない先生たち。


「どう?」


「どうって、ダメに決まってんでしょ。
てゆうかそれ、犯罪だし。」


「知ってるけど、おもしろそうじゃん?」


笑顔でそういう海翔。
……こいつは絶対におかしい。



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