黒薔薇




「知ったような口きいて、星樹生意気すぎる。
それに、金が欲しくて医者になるのの、何が悪い。」


「開き直んな、ばーか。」


「ばかにばかって言われたくねぇな。」


2人の言い合いは延々と続く。

いつもそうだった。
会ったら必ずと言っていいほど、言い合いをしていた。


「はいはい、もういいから。
2人とも、幼稚すぎ。
いったん落ち着いてくれる?」



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