黒薔薇




放課後


「…なんでいるんですか?」


そこには、校門によりかかっている海翔がいた。


「お前に会いに来た。
母さんもいたが、帰した。」


「あたしに何の用ですか?
また争うとでも?」


「いや、違う。」


「じゃあ、なんです?」


「族が…白魔(しらま)族が来る。」



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