あなたの優しさが…2
「こんにちは、美織さん」
私は眠っている美織さんに声をかける
「今日は向日葵です。もう店先に向日葵が出てたんです、向日葵見るとこれから夏が来るって気がしますね」
私は話しながら花を飾る
そしていつものように
美織さんの手や足をマッサージをする
私の会話は一方通行
けど、美織さんが聞いてくれてる気がした
美織さんの所へ来るときは
大東さんか雅樹が一緒
二人が忙しいから
出来るだけ、迷惑かけたくなかった
けど……誰にも見られたくないもの。
それを私には教えてくれたんだ。
だから、ワガママは言えない。
私が美織さんのとこにいる間
雅樹や大東さんは
私が前に働いていた店へと足を運ぶ