あなたの優しさが…2


「……うっ……」
「……は、恥ずかしい」


『ん、寝る』



あー……
機嫌悪いまま寝させてしまった
言えない私も悪いけど
わかってて言わせる雅樹も悪い


私は寝たふりをしている雅樹に
キスをする……そして首にも

そしてもう一度、唇にキスをしたとき
バサっと私には被さってきた


「きゃっ……」


『ちゃんと言えよ』


「……だって、恥ずかしいんだもん」


『ちゃんと言わない罰だ』


そう言って私を愛してくれる
罰っていうのは
朝までコースか激しいコースかどちらか…


それでも機嫌よく寝てくれたら
私はそれでいい……
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