あなたの優しさが…2


廊下に出ると大東さん
床に座り込んでいる遠藤さん


「遠藤さん、ごめんなさい。私のせいで…」


『いえ、俺が悪いですから』


私は大東さんに会釈して本家を出た



『美咲ちゃん!』


ゆかりさんが追いかけてきてくれた


『どこ行くの?』


私は首を横に降る


『まず、私の部屋に……』


「ゆかりさん……雅樹を信じれなかった私が悪いんです。私の事を想ってくれて、愛してくれた雅樹に……私は本当の気持ちを言えなかった……」

「妊娠するのが怖い、流産したらって考えたら……雅樹に言えなくて、だから黙って薬飲んで……けど薬を飲んでる事も罪悪感が拭えなくて……私、最低です」
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