あなたの優しさが…2
その後すぐ、大東が組員に指示をし
美咲を探させた
すぐ見つかると思っていた
けど……見つからない
『美咲ちゃん、一人でなんでも抱え込んで……ちゃんと話してくれたら良かったのに……』
外を見ながら話すお袋
『……知ってたんじゃねぇのか?』
知ったような話し方だった
『雅樹……あんたを妊娠するまで、私は何度も流産したの。また流産……それがトラウマだったわ。次こそはって毎回思ったの……美咲ちゃんの気持ちわかる』
お袋の話を聞くと
本当に俺の不甲斐なさにイラつく
もっと俺がしっかりしていたら…