あなたの優しさが…2
また一歩
道のり
「お父さん、美夜子さん長い間、お世話になりました」
『本当に大丈夫?まだ居ても良いのよ』
お父さんの奥さん
あの妊婦さんだった人……
本当に良くしてくれた
「ありがとう……また遊びに来ます」
『いつでも遊びに来て、美咲ちゃんの家はココなんだから』
お姉さんみたいな存在
「さっ、行こうか」
私達はお父さんの家を出た
バスに揺られ、電車にゆられ
戻ってきた……この街に。
『ママー…おなか、しゅいた』
「そうね、じゃぁご飯にしようか」
私達は駅前のファミレスに入った
まだお昼前だから、割と空いていた