あなたの優しさが…2
そんな姿が可愛らしい
私は雅樹の手を取り
「ただいま、雅樹」
そう言うと私の手を雅樹は握りしめて
自分の頬に持っていく
『……本当に美咲か?夢か?』
また可愛いことをいう雅樹
「うふふっ。本当ですよ、遅くなってごめんなさい。やっと帰ってこれました」
そう言うと雅樹の手は私を確かめるように、優しく触れる
『美咲……おかえり』
私を呼ぶ声だけで
身体が一気に熱くなる
わたしは雅樹の胸に飛び込む