あなたの優しさが…2
雅樹は雅の頬にキスをした
そして何も言わず着替え始めた
「雅樹、あのね……雅なんだけど……」
私が話そうとすると
着替えを終えた雅樹がリビングへ向かった
「雅樹……」
私も急いで雅樹を追うと
雅樹はソファに座って、横をポンと叩いた
座れって事だよね……
雅樹の隣に座ると
雅樹は私の手を取り話し始めた
『美咲の親父さんが言ってた……何があっても、どんな美咲でも受け入れてほしいって…待っててほしいって。その言葉、ようやく理解した』
えっ……なんでお父さんが?
まさか、お父さんは雅樹に会ったの?
「雅は、俺の子だな」
雅樹が私を見て聞いてきた