あなたの優しさが…2
「……会った時……私の事、知らない人だって言った。いつか、お父さんが迎えに来てくれると思ってたけど……違った
」
私はお父さんを見る
「会うのはこれっきり……貴方は私の父ではなく、赤の他人です。縁を……切ります。私の家族は桐生の人達だけです」
私が言うとお父さんは愕然としていた
そんな顔しても……どうせ私の事、家族に言ってないんでしょ……
私は立ち上がり大東さんに
手続きしてくださいとお願いし
部屋を出ようとした