あなたの優しさが…2
知らざること
怪我
雅樹とまた暮らすようになり
平穏な毎日を送っていた
このまま何もなく
過ぎていくんだと思っていた。
けと、ある日を境に変わっていく
「おかえりなさい」
帰ってきた雅樹から
少しだけ鼻にかかる臭いがした
雅樹を見れば特に問題ない
着替えしてる姿を盗み見ても
肌は綺麗……怪我はしてない
気のせいかな?
ご飯を食べている時
『少しの間、部屋から出るな』
「え?……買い物とかも?」
『あぁ、必要ならネットで買え。誰が来ても出るな、宅配BOXを使え』