あなたの優しさが…2
『若、行きましょうか』
『美咲さん、必要なものがあれば私に連絡ください、帰りになりますがお届けいたします』
「はい、わかりました」
大東さんは居てくれる。
だから、まだ大丈夫……
私は雅樹に駆け寄り上着を着させる
雅樹のチェックをして
両肩をポンと軽く叩く
毎日私ができる事
けど、ポンと置いた手がなかなか離れない
『美咲……大丈夫だ』
うん……大丈夫、泣かない。
「はい、大丈夫です。私これでも忙しいんです。まだゆかりさんに作ってあげなきゃならない……っ…」
話をしていたら
雅樹が私をきつく抱きしめる