あなたの優しさが…2
夜7時すぎ
大東さんが迎えに来てくれた
『美咲さん、テレビ見ました?』
心配そうに私に聞いてくる
「初日に少しだけ……けど見ちゃいけない気がして、その日からテレビはつけていません」
そうですかと歯切れの悪い顔をしている
雅樹が行ってしまって
何日が過ぎたか、よくわかってない
近くの駐車場に停め
買い物をするために店へ行く
店に到着すると
『大東さん』
その声に振り向くと……マネージャーだった
「ま……マネージャー」
懐かしい顔に、私は笑顔になる