あなたの優しさが…2
開けられたドアの先には一つのベット
そして、聞きなれない機械音
私は少しずつ部屋に入っていく
ピッ。ピッ。ピッ……
スーッ…スーッ……
ベットに寝ていたのは髪の長い女の人
『私の妻です』
大東さんの言葉にビックリする
妻……
大東さんが結婚していた事にも驚きだが
奥さんの状態にも驚いている
『自己呼吸は出来るんですが、少し安定しなくて……少しだけ機械の力を借りている状態です』
「……大東さん…どうして……」
私はベット脇に立ち
奥さんの手を取り握った