あなたの優しさが…2


開けられたドアの先には一つのベット
そして、聞きなれない機械音


私は少しずつ部屋に入っていく


ピッ。ピッ。ピッ……
スーッ…スーッ……


ベットに寝ていたのは髪の長い女の人


『私の妻です』


大東さんの言葉にビックリする

妻……
大東さんが結婚していた事にも驚きだが
奥さんの状態にも驚いている


『自己呼吸は出来るんですが、少し安定しなくて……少しだけ機械の力を借りている状態です』


「……大東さん…どうして……」


私はベット脇に立ち
奥さんの手を取り握った
< 83 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop