あなたの優しさが…2
『いつ、目がさめるか……』
「大東さん……奥さんのお名前、聞いてもいいですか?」
『…はい、美織です』
「美織さん……み、同士ですね」
そう言って笑うと大東さんも笑ってくれた
私は床に膝をつき
寝ている美織さんに近づいた
「美織さん…初めまして。私、桐生美咲と言います。大東さん……美織さんの旦那様には、いつもお世話になってます。」
「いつも私の事を気にかけてくれて、助けてくれて……感謝してます。そして私に美織さんを紹介してくれた事がとても嬉しいです」
『美咲さん……』