あなたの優しさが…2


『たくさん、買い物したな……』


ま……雅樹。


街灯の光がほんのり車内を照らし
雅樹の顔が見えた


雅樹はまた少し痩せていた


ゆっくり、雅樹の頬に触れる
自分の手が震えてるのがわかる


雅樹に触れた手
その手を包み込む大きな雅樹の手


「また……少し痩せましたね」


『フッ……あぁ、けど……うちの奥さんの作る料理は美味いからな。毎日食ったら元にもどるさ』


「ふふっ……」


私が笑っていたら
雅樹が私の頬に手を当てる
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