あなたの優しさが…2
部屋について
私は買った生地を片付けた
その間、大東さんと雅樹は
書斎で何かを話していた
今日は晩ご飯いらないって思ってたけど
雅樹が帰ってきたから、そうはいかない
冷蔵庫の中を確認して
簡単なものを作った
話が終わったのか
部屋から出てきた
少しだけ大東さんの目が赤い気がした
『飯作ったのか?』
「うん、あり合わせだけど…大東さんも一緒に食べよう」
そう誘うと、大東さんの様子が変
なんか……誘ったら悪かったかな
不安になり、雅樹を見たら
雅樹は優しい顔で大東さんの肩に手を置く