愛してる



…………



「ちと、俺だりーからサボるわ」


「ずりー俺もさぼりてーよ涼太」


「お前みたいに頭悪い奴は授業でとけ」


冷たいな涼太~とかいってる祐太を放置して

屋上に向かう俺。


―――ガチャ



「あ〜っ、やっぱここ最高」


屋上に寝転がると眠気がだんだん襲ってきた








「……くん」



ん~〜……


「…せくん…………みずせくん」


「っ…………はっ」


何か冷たいものを頬に当てられ飛び起きる


「あっあはははははっ」

そこにいたのは佐々木だった


「おいっ、なにすんだよ」


「ごめんね、なかなか起きないから」

少ししょぼんとする佐々木

「いや、別にいーけど」


「あっ、よかったらこれ飲んで!!」

といちごオレを手渡す佐々木澪

「…なんで」


「いつもいちごオレ飲んでるから」

こいつ俺のこと知ってたのか

「ありがとな。なんでお前ここにいんの?」


「ん~ここ好きなの。よく来るんだ〜」

「水瀬くんは気づいてないと思うけど、あたしがここに来るとき必ず水瀬くんもいるんだよ」


「もしかしたら今日もいるかもっておもってきたらいたから嬉しくって起こしちゃった」

にこっと笑って舌を出す佐々木澪


「おもしれ~奴」




それから2人はよく屋上で会うようになった











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