幕末を舞う蝶
「それはなんだ?」
「遺書です。優しい総司だから私が死んだ後自分を貶めて行くと思うんです。だから、遺書を書いておこうと思って!」
「・・・」
「優しいから心が壊れてしまわないか心配なんです。・・・土方さんもし、もしも私が死んじゃったら、総司を支えてあげてくださいね」
「ボソッ・・・揃いも揃って人の事ばかりか・・・」
「なにか言いましたか?」
「なんでもねぇよ」
「なら、これ、お願いします」
「もしも、だからな。これを使う時は来ない・・・」
「はい!そのつもりです♪」
「ほら、総司が待っているだろう・・・早く行ってこい」
「は!そうだ!行ってきますね!」
「おー」