幕末を舞う蝶
✡。:*翠珠の過去✡。:*
「そんな事よりも翠珠。部屋に行きましょう」
「うん」
私達は少し早く歩いて部屋へ向かった。
「翠珠。僕に翠珠の事を教えてくれませんか?」
「いいよ!総司になら!」
「ありがとうございます♪」
「私の家族はおばあ様なの」
「?ご両親は?」
「私が4歳の時に事故で・・・でも、おばあ様がいたから!全然平気で。おばあ様は私を心配してか、知り合いの・・・あ、私の師匠の所へ剣道を習いに通わせてくれたんだよ」
「・・・」