幕末を舞う蝶


「じゃあ私は・・・」



私は、藤堂さんとの試合に使った木刀を選んだ。



「翠珠はそれがお気に入りですか?」


「うーん・・・何か手に馴染むというか・・・」


「おい、俺は暇じゃねぇんだからな早くしろよ」


「あ、はい!」


「そういえば、総司お前翠珠が剣を持つの反対じゃ無かったのかよ」



そういえば1番初めに「おなごは剣を持ってはいけない」とか言っていたような・・・



「僕の前なら守れるから良いんですよ♪」


「そうかよ」


「はい♪」

< 124 / 129 >

この作品をシェア

pagetop