幕末を舞う蝶


あ、【あれ】があった!



「これで信じてもらえるかも・・・」


「「へ?」」



「豊玉発句集。梅の花一輪咲いてもうめはうめー。春の草五色までは覚え・・・」


「うあああああ!??!??!な、な、なんでお前がそれを知ってっ!?」


「ぷぷっ・・・ハハハ!!」



土方さんは顔を真っ赤にして怒り、沖田さんは口を開けて大笑い。



「差し向かう心は清き水か・・・」


「わ、わ、わかった!!!信じる!信じるからああ!!それを大声で読むのはよしてくれええええ!!!!!」


「僕も信じますよ、だって僕以外にこの句を知っている人がいるなんて・・・ぷぷっ・・・」


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