幕末を舞う蝶
✡。:*第一章✡。:*
✡。:*憧れの沖田総司✡。:*
ふぅ・・・やっとお師匠の説教が終わった・・・
「私って不幸な子だよ・・・」
これだけ怒られて・・・でも・・・
「でも、お師匠は私の為を思ってるんだよね!」
そうだよ!お師匠は私の為に脳細胞を破壊して寿命を縮めてまで怒ってくれてるんだよ。
「それに・・・沖田さんに少しでも・・・少しでも近づくために!!」
私は沖田総司を尊敬している。
あの人は言葉では表せないほどの凄さ。
そう、まるで・・・
「仏様みたいだよ!」
ん?あれ?今何の時間・・・
「ほぅ、儂の髪はそれだけ薄いか・・・」
あらら☆今、剣道の時間だったね・・・
これは、お師匠の説教が長引くぞぉ?
「翠珠には少し、教育が必要なようじゃな」