幕末を舞う蝶
「そんな事言われたら・・・泣いちゃうじゃないですかぁ・・・」
なんでだろう、私こっちに来てから涙腺が緩くなったみたい・・・
「ふぇ・・・ふっ・・・」
「翠珠、泣きたい時は胸を貸しますよ」
「あり・・・が・・・とぉござ・・・ますっ・・・」
「ふふっ良いですよ」
私は多分1時間位泣き続けた。
「もうっ・・・大丈夫です」
「そうですか?なら、甘味処に行きましょうっ!!」
「へ?甘味処ですか?」
「そうですよっ!疲れてる時には甘味が一番ですっ!」
スパ-ン
「そうだな、翠珠と総司は甘味処に行ってくるといい」
土方さん?なんでここに・・・
「土方さん?ここ、僕の部屋なんですけど、なんでここに来てるんですかねっ?しかも、翠珠を呼び捨てにするとか・・・許さないですよ?」
総司が笑顔でチャキと剣を抜いて言った。
「おいおいおい!総司いい!?ここは屯所だぞ!?そして、俺はお前の上司だぞおおおお!!!!!」
「ああ、翠珠ちょっと待っててくださいね、うるさい蠅は先に潰しましょう」