幕末を舞う蝶
✡。:*
おばあ様怒ってらした・・・
おばあ様はお師匠よりも怖い・・・
その証拠に私の脚今生まれたての子鹿だよ・・・
「今日は疲れたな・・・寝よっと・・・」
今は10時。ちょうど寝る時間だ。
「おやすみ・・・なさい・・・」
私は心地よいまどろみの中に埋もれていった・・・
その時・・・
[翠珠・・・]
ん?誰?
[翠珠・・・私はあなたの前世です]
そうなんだぁ・・・
[翠珠にお願いがあるのですが・・・]
んー・・・なぁに?
[幕末に・・・幕末に、行ってもらえますか?]
んー良いよぉ・・・って
「ええええええ!!?!?!」
[どうしました?]
「私の前世ぇ!?それに、幕末に行けぇ!?」
[はい。でも、今は話している暇が無いのです・・・さぁ、どちらにしてもらえますか?]
「そ、それはもちろん・・・」
[翠珠なら・・・行きますよね?]
「そら、まぁ、でも、薩摩とか長州は嫌!」
[まぁ、でも拒否は出来ません]
「ええ!そんな!」
[ただし、薩摩や長州には飛ばしません。行ってもらいたいのは・・・