幕末を舞う蝶


・・・鈴李・・・


鈴李は総司の言葉を遮って話した。

いや、正確には話そうとした。

でも、総司の方が話し始めるのが早かった。



「翠珠、僕は翠珠の事が・・・好きです」



嘘・・・じゃない?
本当に?


私は泣きそうになって下を向いた。


私絶対に顔赤いよね・・・これじゃあ総司の顔も見えないよ・・・///


勇気を出して前を見ようとした時・・・





バタン





総司が倒れた。



「!?」



まだ脳がついて行かない。
けど、頭を最大限に使って思い出した。



「総司!!!大丈夫!!?!」



総司は・・・新選組の沖田総司は


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