幕末を舞う蝶


鈴李やっぱり総司が好きだったんだね・・・

なんであの時言って・・・


そうか、私が総司が大好きとかずっと言ってるから?言いづらかったの?


・・・ぅぅ・・・



「・・・す、ず?・・・」


「総司!?気がついたの!?」


「僕は・・・っ!!」



総司は私の背中から降りた。



「風邪みたいですねぇ・・・すいません・・・僕が連れて行ったのに・・・」


「大丈夫ですよ」


「それに、おなごの翠珠におぶってもらうなんて・・・」


「総司。土方さんの所に行きましょう?」


「なんでですか?」


「ちょっと・・・ね?」


「・・・わかりました」

< 77 / 129 >

この作品をシェア

pagetop