幕末を舞う蝶


放してもらった頬は全然痛くなくて私は再び話し始めた。



「・・・今日の夕方から総司の治療をします」


「じゃあ、夕方までは時間があるんだな」


「はいそうです。土方さん。だから、夕方まで総司は仕事をする事ができま・・・」


「じゃあお前らは2人で出かけてこい」


「「はい?」」


「今日から1週間総司はであるけないんだろ?じゃあ、最後に息抜きくらいしてこい」


「土方さん、僕は大丈夫ですよ」


「いや、これは副長命令だ」


「・・・」


「早く行ってこい」


「では、お言葉に甘えることにします」

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