幕末を舞う蝶
✡。:*大事だからこそ✡。:*
「さて、土方さん。僕は、翠珠に治療してもらうのはいいんですが、もしもの時のことを言っておこうと思いまして♪」
「もしもの時のことなんて言わなくていい」
「それでもですねー?あ、墓参りには甘味を沢山持ってきてくださいっ♪」
「墓参りぃ?」
「やだなぁ死んじゃったらの話ですよー?
死ぬ気はさらさらありませんし♪」
「知ってる」
「じゃあ、話が早い・・・もし、少しでも僕が危ない事になったら翠珠にこれを・・・」
「文か?」
「ええ、そんなとこです」
「直接渡せばいいんじゃ無いのか?」
「自分で渡すにはちょっと・・・の、内容なんですよ」
「恋文かぁ?なら、俺は渡さ・・・」
「遺書ですよ♪」