輝虹の絆Ⅲ~モシモ “チカラ” ヲサズカッタノナラ~
いつの間にか、缶が向こう側にある。

なんだろ。あのライオンに何もかも見透かされている気分。

刀やワイヤーを使わずにって……アレしかないじゃん。

でも、皆が見てるし。いや、逆なのか?全員をここに呼んだのだから皆も……


あーもう!


このテストを突破しないと記憶を取り戻しに行けない!!

や、やるしかない?






葉月「ふー。」

瑠璃「は、葉月?」

葉月「しょーがない!」

爽「……は?」




意識を集中する。人差し指を突き出し、缶へと向ける。

指先がじんわりとピリピリする。

1番ピリピリするタイミング。……




今だ!!!






ドッカーン!!!!!!!







大和「ヾ(>y<;)ノうわぁぁ!な、なんだ!?」

葉月「合格?」

ライオン「合格だ。凄い威力だな。お前は雷を
操るのか。」








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