輝虹の絆Ⅲ~モシモ “チカラ” ヲサズカッタノナラ~
【瑠璃side】


湖羽空「馬鹿者!!!何を争ってる!」

雫玖「だって、稀月が死ぬはず無い!」

湖羽空「いい加減事実を受け止めろ!」

麗火「ねぇ、あなた……。」


麗火の目線は私を見ている。


『わ、私?』

麗火「あなたはさっきの子の友達じゃないの?」

『私は……違いますよ。』

麗火「なぜ?」

『私……嫌われてますから。』

麗火「そんな事は!」

爽「ありますよ。」

麗火「なぜ嫌われてるの?」

『わかってれば苦労しませんよ。』


なんでだろ。なんでこんな所で泣いてるんだろ。


蓮夜「る、瑠璃!」

『蓮夜ぁ。なんかね、涙がね。止まらないの。』


どうしてこんなに出るの。

嫌われてる

グサッと刺された感じ。


蓮夜「あんな奴に嫌われてもどうってこと無いって。」

『なんでそんな事を…』

爽「てめぇ、いい加減にしろよ?(殺気)」

蓮夜「は?なんなんだよ。」



爽が蓮夜の胸ぐらを掴みかかった。



蓮夜「な!?」

爽「葉月をこれ以上悪くいうんじゃねぇー!!」

蓮夜「お前はいつも甘ぇんだよ!」

爽「お前は何も知らない癖に。」

蓮夜「前から思っていたがお前は何を知ってるんだ。」

爽「知ってるさ!少なくとも記憶の真相わね!」

蓮夜「な!?知ってるなら。」

爽「少なくともお前には教えない。」

湖羽空「話の途中だかすまんが家の中で続きはやってくれ。いつ何時誰が見てるかわからんからな。」



私達は家の居間に連れていってもらった。


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