輝虹の絆Ⅲ~モシモ “チカラ” ヲサズカッタノナラ~
【葉月side】


どこまで走ったか。


森の奥に何かキラキラ光る者がある。

そこは月に照らされ輝く湖。


気持ちよさそう。そのまま足を1歩。また1歩と勧めていく。

ひんやりと冷たい水。走り暑くなった体には丁度いい。



『泳ごっかな。』



どんどん中へと進んで行く。



「は、早まるな!!!」



知らない男の声がした。

ソイツにぐいぐい引張られて湖の外へと出された。



『何するのよ。』

「は、はやまるな!」

『何をよ。人がせっかく泳ごうとしてるのに。』

「お、泳ぐ?」

『何勝手に早とちりしてるのよ。まさか私が死のうとしてるとでも思ったの?』

「な、なんだよー。びっくりしたー。」

『はぁー。もぉ。』

「にしてもお前こんな時間になんでこんな所にいるんだよ。」


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