いちごどろっぷ
二粒目
2015年 4月 1日 通学路

魅魔は中学生(12歳)になった。
柊羽と中学生は違ったが、小学生の頃から学校は違うので、余り違和感はなかった。

?「魅魔ー、おっはよハアハア」

魅魔が後ろに振り返ると、
幼なじみの、堺 伊都美(さかい いずみ)が
息を切らしていた。

魅「お、おはよう、どしたの?」
伊「何言ってんのハアハア、走らないとハア、
遅刻、するよ!」
魅「えぇ!?今、何時!?」
伊「8時10分だよ!」

魅魔が腕時計を見ると、7時45分で針が止まっていた。

魅「嘘!この時計止まってる!」
伊「ほら、早く行こう!!」

そう言うと伊都美は魅魔の手を引いて走り出した。
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