いちごどろっぷ
学校(夕方) 美術部室

美術部の部室に着くと、もう25人位の人が絵を描いたり、喋ったりしていた。
何人か知ってる人もいた。

(三原さん?)

その中には、三原さんもいた。
魅魔は三原さんの隣に座った、
三原さんは気にすることもなく、何かの絵を描いていた。

(なんの絵だろう)

魅魔は三原さんのノートをチラッと盗み見た。

(三原さん、すごく絵が上手い)

三原さんが描いていたのは魅魔もよく知っている漫画の主人公だった。しかもかなり上手かった。

(本物みたい)

何よりすごいと思ったのは、三原さんには迷いがなかった。スラスラとなんの迷いもなく漫画のキャラクターを描いていく。

(…………消しゴム、使ったことあるのかな)

三原さんの消しゴムをよく見ると、
角が4つともきれいに残っていて、使った後はない。壁にかかっている時計を見ると、
5時をとっくに過ぎていた。

(もう帰ろうかな…………)

魅魔が帰り支度を始めると、
絵を描いていた三原さんもからを始めた。










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