大好きな君へ。 ~君がくれた宝物~
大好きな君へ
「未央ちゃん……俺と、付き合ってくれませんか?」
「……は、はいっ!」
未央と付き合ったのは、3年前の7月7日。
バイト先が同じで、俺よりひとつ年下の未央は17歳だった。
体が小さくて、華奢で、ドジで、色が白くて……
彼女の笑顔は、ヒマワリのようだった。
俺が彼女のことを好きになるのに時間はかからなかった。
可愛らしい彼女に惹かれて、俺から告白をした。
その時、未央は泣いていた。
でも、すぐにヒマワリのような笑顔で笑ってくれた。
すごく、すごく可愛かった。
愛おしいと思った。
彼女を守ってあげたいと思った。
未央と、幸せになりたいと思った…