大好きな君へ。 ~君がくれた宝物~
「今日、どこで寝る?」
「ヒロくんの部屋がいい!」
「誰もいないんだしどこでもいいんだよ?」
「うん!ヒロくんの部屋がいい!」
理由はわざわざ聞かなかったけど、未央が俺の部屋がいいって言うから、俺の部屋へ移動した。
「先にお風呂入っていいよ!」
未央に言われた通り、ピアスとペアリングは外し、先に風呂に入った。
俺が上がると、次に未央が風呂に入った。
未央が風呂に入ってる間、俺はマンガを読んだり、テレビを見たり。
女子の風呂ってこんなに長いのかよ。
そんな事を考えながら時間をつぶしてると……
「はぁー!すっきりした!」
そう言いながら未央が俺の部屋に入ってきた。
風呂上がりの未央は長い髪をおろしてて、顔が少し赤くなっている。
「未央、服ブカブカだな」
未央は俺の服を着てて、体の小さいミオが着ると、ワンピースのようになっている。
そこから見える白い足が、風呂上がりのせいかいつもより色っぽい。
「なぁ、下からズボンはいてんの?」
「え?大きいから着なくてもいいかなーと思って着てないよ?」
はぁ……やっぱり。