大好きな君へ。 ~君がくれた宝物~
未央が着ているブカブカの服を優しく脱がした。
ブラと下着だけになった未央は、恥ずかしそうに顔を赤くし、
「私ばっかり……ヒロくん、ズルイ…」
未央にそう言われ、俺も服だけを脱いだ。
「ヒロくん、筋肉あったんだ」
「知らなかった?」
「うん……初めて見た。ヒロくん、好き……大好き…!」
「……俺も。未央、好き。愛してる」
そう言ってもう一度未央にキスをした。
その日の夜、俺達は初めて繋がった。
初めてのキス、初めての体験。
未央にとっても、俺にとっても。お互いが初めての相手だった。
好きな人と一つになるって、こんなにも幸せなんだと分かった。
俺の横で眠る未央の寝顔に、愛おしさが溢れそうになった。