大好きな君へ。 ~君がくれた宝物~
未央と付き合い、7ヶ月がたった。
2月の冬。外はかなり寒く、今日は俺の部屋でゆっくりしていた。
初めて繋がったあの日から、俺達の関係はますます良くなった。
周りから見れば、完全にバカップルだろう。
「みーお。キスして?」
そう言って後ろから未央を抱きしめる。
「わっ……!ヒロく……んっ!」
未央からのキスを待てず、俺から未央にキスをした。
「ヒロくん!急にチューしてこないでよ!」
「えー。嫌なの?」
「……そーゆう訳じゃなくて…!その……びっくりするから…!」
「へぇーい」
そう言って、未央にキスをした。
「ちょ……ヒロくんってば!人の話聞いてない!」
未央が怒ったように言うけど、頬が赤いって事は、やっぱり少し照れているんだなとわかる。
「未央、可愛い」
「そんなこと言っても許しませーん」
「えー。どうしたら許してくれんの?」
「……もっかいチューして」
真っ赤な顔でそう言う未央。
あーもう!なんでこんなに可愛いんだ。
未央の唇にキスを落とし、お互いに微笑みあう。
未央は、学校が終わると俺の家に来る。
そして、俺の部屋で毎日こんな事の繰り返し。
そんな毎日が、俺はとても幸せだった。