夏の情景
 

 あなたが眠る高台に

 近づくにつれ 笑みが零れ


 思い出すのは いつだって

 恋したあの日の待ち合わせ



 早く来てね、と待ち侘びて

 遅かったね、と拗ねられて


 モノクロームの思い出は

 戻らぬ日々とも云うのでしょうか?


 愛しく思い 焦がれる程に

 私の孤独は増すばかり





< 5 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop