あの日の桜は。【大幅修正中】
第二幕
悪意のリンゴを
_____バサバサ
下駄箱を開けると大量の紙が降ってきた。
まさか、ラブレター、アハハわたしってモッテモテ・・・と普通は思うかもしれない。
思わないかもしれない。
しかし、私に届いたのはそんなものではなくて「死ね」「消えろ」「お前みたいなのが愛桜さまに近づく権利なんてないんだよ」
という愛の言葉だった。
ちっとも嬉しくないけれどね。
その紙達をくしゃっと握りつぶし、ポケットの中に突っ込んだ。
もうさっさと教室に行こう。
そう思い、靴を取ろうとした時