天然幼なじみvs爽やかキャプテン
結局、私は泣く泣くでもないけど……。


告白代行を任された。


まぁ、親友のためと考えたら意外にも割り切った気持ちでいられる。


そして、今、化学室に向かっている途中。



私は、考え事をしていた。


まぁ、読者の皆様は気づかれている?かもしれませんが私は、怜央が好きです。


いや、急に告白されてもっっ!!!!

ですよね笑


じゃなくって!!!!

ちゃんと、関係ある話なので!!!!


中学のころ、私は親友である真由に好きな人を打ち明けなかった。


まぁ、理由はお気づきの通り被ってたから。


けど、言わなくとも真由は察していたのだろう……。


毎回毎回、私の恋愛ネタの話には怜央が出てくる。

そして、真由は怜央が転校する前の日も


“言わないと後悔するかもよ!?”

と、私に言ってくれた。


結局、言えなかったんだけど……。

そして、怜央が居なくなってから一人でずっと泣いていた。

真由は、私のことを、こんなに思ってくれていたんだ。

だから、今度は私が真由の役に立つ番!!


「よーし!!頑張ろっっ
てか、私が気合い入れてもダメなのか…」




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