天然幼なじみvs爽やかキャプテン

ガラガラガラ




ドアを開けるとそこは、異様な空気だった。





｢あ、福井さーん。大丈夫だった？？ものすごく、心配したよー!｣




私は、心の中で友達作りにもってこいのイベント的なことを考えていたが全然違った。




｢あ、うん。だいじょ｣



いいかけたとき、






｢お姫さま抱っこされてたでしょー☆

あの男の子イケメンだったねぇ～!!

あの人と、どうゆう関係？？｣





私の周りに群がる女子は、顔は笑っていたが言い方が笑ってはいなかった。





｢えっと…。ただの幼なじみだよ!

イケメンなのかどうなのかは正直分かんないけどー笑｣





私は、乾いた声で精一杯いった。





｢なーんだ!
幼なじみかぁ笑

なん組かな、今日転入してきたんだっていってなかった？？｣




女子たちは、次々と私から離れて友達どうしで怜央の話になっていた。





｢まぁ、私の心配なんかしてくれる人いるわけ無いわな!｣





と、一人言を呟きながら席に着く。


そして、今分かったこと。




怜央と仲良くしすぎたら女子に殺られるかもしれない。