あんず~泣き虫な君へ~
「じゃあ、改めて。エンタメ高等学校へようこそ!秋風さん!」

両手を広げ、胸をはって、今にもえっへん!と言わんばかりの顔をした男性は、私に変わった人と言う印象を与えた。


「あ…はい。よろしくお願いします。」

どういった顔をしたらいいのかよくわからなくて、私は愛想笑いをしてしまった。

でも、男性は特に気にせず話を進める。

「えっとー。体験授業まで、まだ時間があるから、この学校の説明をしますね!」


「はい。」
< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop