好き『でした』
「俺、夏樹が好きなんだ」
え…
「だから、小川協力してくんね?」
「……」
「小川?」
放課後、蒼汰から話があるから屋上に来て欲しいって言われて期待した私馬鹿だなぁー…
「……ほんっと、神様は意地悪だよ…」
「…小川?どうし、た…!?」
「っ…ひくっ…ご、ごめん…なんでもな、いから…」
ほんっと最悪…泣くつもりなんてなかったのに…
いいことじゃん、夏樹なら蒼汰を幸せにしてくれる…
私のこと忘れてくれてるんだからいいことでしょ…?
だって私はもう…
“いなくなるんだからー…”