好き『です』




ー…


「ちっ…思い出してねぇーのかよ…ちっ…!」


「大地…夏樹、俺に冷たくねぇか?」

「……しょうがねーよ、諦めろ」

「……」


次の日、小川の場所を聞こうと夏樹にひと通り話すだけ話したんだが…



「舌打ち2回にケータイ弄りか…」

「姫奈ちゃんがいなくなって性格変わったよな…」

「あぁ…?」

「「ナンデモアリマセン」」


くそぉー、いつになったら教えてくれんだよ!


「よし…今日の5時に公園ね!」

「…は?」

「さっきから私はずーーーっと“姫奈”と連絡してたんだよねー」



そういって俺に携帯の画面をニヤニヤしながら見せてくる…



は、は、はらたつんだけど!!




「感謝してよねー」

「…アリガトウゴザイマス」



別に小川と連絡出来て羨ましいとか思ってねーーよ!


「……ちょっとだけ連絡させ「るわけないでしょ」…」



…くそぉー!!


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