ありがとう。そして。

「―――・・・ちゃん?美香ちゃん?さっきからどうしたの?なんか考え事してるみたいだけど・・・。」

あっ・・・櫻井君に気付かれてしまった。

でもあの事を言えるはずも無く。

「・・・っ。だ大丈夫ですよー!何も考えてなんて無いですよー。」

何となくで誤魔化した。てか?誤魔化しになってるかな?

「なら、良いんだけど何かあったら直ぐに言えよ・・・俺に。」

櫻井君は少し照れくさそうに視線をそらした。
< 8 / 14 >

この作品をシェア

pagetop