明日も、生きる
遺言書を作っていたらしく

弁護士さんがやって来た

陽さんを連れて

遺産の半分をおばさん

残りを私に

私が未成年の間は、陽さんが管理するということらしい


これに反対したおばさんが、見たことのない顔で、私に言ったんだ


『この、疫病神が!!あんたのせいで!』


体中の血がサァッとひくのがわかった

両親は、私のせいで死んだ

そして、私のせいでおばさんが怖い人に



陽さんが私の肩を抱いた



そして、私に笑い


『僕の学園に入らないかい?』




そんなことを言った




『考えさせて?』



すぐには、答えを出せなかった



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