明日も、生きる
私の世界を守る人
誰とも、関わることなく

2年生になった




私の日課

登校したら、まず保健室に挨拶

「おはようございます」

「おはよう!森永さん」

私ほどではないけど、地味な先生

陽さんの長男、三浦 篤(アツシ)


三兄弟で1番、話しやすい

モテるのが面倒くさいから、地味にしてるらしい

体が弱いということで、度々

睡眠を確保させて貰っている


朝、私が登校したことを陽さんに伝える係のあっちゃん











ガヤガヤと賑やかな教室

「座れ~!出席とるよ~!」

爽やかに教室に入ってきた担任

遠藤 哲(テツシ)陽さんの次男

1番、迷惑を掛けている

クラスメイトから
声を掛けられることなく
1年間過ごしたのは入学式の時に

「人に触られたり、話しかけられるのが苦手な子がクラスにくる
皆、仲間なんだから、大事にしろよ!」

と、言ってくれたらしい

別クラスの子が、ヒソヒソ話ししてるのを聞いた

私の生活を観察する係、てっちゃん







ついでに紹介しておくと

私は、成績優秀な1組

まぁまぁ優秀な4組に、陽さんの三男

長谷川 剛(ツヨシ)が居る


モデルになったら、GOって名のると昔から言ってた
だから、私はごうちゃんと呼んでいる

ごうちゃんは、強面でクールそうなのに
天然でおっちょこちょい


だから、なんの係にもなっていない


本人、外されたことに気づいていないから
そっとしとく


同じ歳だから、1番喧嘩するの


謝るのは、なぜか私だけど…


モデルやってるから
校内の男子イケメンランキング №1に
1年の時に選ばれた




私は、陽さんにも、三兄弟にも

脳腫瘍のことは、言っていない




もちろん、マネージャーにも





残り

あと2年





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