明日も、生きる
夏休み
アメリカへ
栗原家に荷物を置いて、めぐの墓参り
篤「栗原さん、あの日……
剛の手術に立ち合いましたよね?」
哲「もしかしたら…
剛の体に、めぐの臓器が使われたんじゃないですか?」
栗原夫妻は、目を見開き固まった
陽「使ったんですね?」
篤「守秘義務があることは、知っています!ですが、知りたいんです!!」
栗原夫妻は、めぐの墓の前に座った
里「信じられませんでした
アメリカに来てすぐの事です
大きなお家だけど、私は行くことがないとか
夏休みに橘家が来るけど、ごうちゃんは日本に帰れないとか
ごうちゃんが病気だから、私が死んだら
移植手術してとか
ごうちゃんをよろしくって……
あの子、ごうちゃんを助けるまでは
死なないって…」
栗「事故の時、めぐの体は何も衝撃を受けていなかった
とても綺麗な状態で亡くなっていたよ
役目を果たすときがきたようにね
剛君は、心臓に病があった
それと、事故で胃や肝臓に、肺がダメージを受けていた
めぐの言うように、移植手術が必要だった
不思議なことにね、2人はすべてのテストで適合した
里英が、めぐから臓器を取り上げ
私が、移植した
剛君の体は、めぐが助けたんだよ!」
剛「へぇ~だから、めぐと一緒なんだね」
里「拒否反応もなくて、治りも早かった」
栗「めぐは、剛君を助けることで、自分も生きることにしたんです
脳腫瘍は、悪性のガンでした
手術でも、すべて採ることは不可能でした
めぐの意思を尊重して、嘘をついて
皆さんへ来てもらいました
皆さんに会ってから、めぐが感情や表情を取り戻して、ひょっとしたら
治るんじゃないかと…叶わぬ期待もしました
現実は、すべてめぐの言ったとおり
それでも、毎日…言っていたんです
明日も、生きる
笑顔でとても幸せそうに」
篤は、佳菜さんと結婚した
めぐ以外の女の人が、家にいるのは
まだ、慣れない
剛は、モデルを辞め、大学に行く!と勉強を始めた
何でも、お父さんとお母さんみたいな
お医者さんになりたいんだとか
お前の親かよ!!
って、突っ込みたかったけど…
剛の中にいる、めぐの親には、間違いない
めぐ……
お前が月なら、日食には会えるのか?
くだらないことを考えた
俺は、華とつき合うようになった
めぐの言ったとおり
俺は、華を好きになった
薄情者と怒ってくれてもいい
だけど、俺は
萌來のこと、忘れたりしねぇからな!!
めぐ…大好き
おわり☆
アメリカへ
栗原家に荷物を置いて、めぐの墓参り
篤「栗原さん、あの日……
剛の手術に立ち合いましたよね?」
哲「もしかしたら…
剛の体に、めぐの臓器が使われたんじゃないですか?」
栗原夫妻は、目を見開き固まった
陽「使ったんですね?」
篤「守秘義務があることは、知っています!ですが、知りたいんです!!」
栗原夫妻は、めぐの墓の前に座った
里「信じられませんでした
アメリカに来てすぐの事です
大きなお家だけど、私は行くことがないとか
夏休みに橘家が来るけど、ごうちゃんは日本に帰れないとか
ごうちゃんが病気だから、私が死んだら
移植手術してとか
ごうちゃんをよろしくって……
あの子、ごうちゃんを助けるまでは
死なないって…」
栗「事故の時、めぐの体は何も衝撃を受けていなかった
とても綺麗な状態で亡くなっていたよ
役目を果たすときがきたようにね
剛君は、心臓に病があった
それと、事故で胃や肝臓に、肺がダメージを受けていた
めぐの言うように、移植手術が必要だった
不思議なことにね、2人はすべてのテストで適合した
里英が、めぐから臓器を取り上げ
私が、移植した
剛君の体は、めぐが助けたんだよ!」
剛「へぇ~だから、めぐと一緒なんだね」
里「拒否反応もなくて、治りも早かった」
栗「めぐは、剛君を助けることで、自分も生きることにしたんです
脳腫瘍は、悪性のガンでした
手術でも、すべて採ることは不可能でした
めぐの意思を尊重して、嘘をついて
皆さんへ来てもらいました
皆さんに会ってから、めぐが感情や表情を取り戻して、ひょっとしたら
治るんじゃないかと…叶わぬ期待もしました
現実は、すべてめぐの言ったとおり
それでも、毎日…言っていたんです
明日も、生きる
笑顔でとても幸せそうに」
篤は、佳菜さんと結婚した
めぐ以外の女の人が、家にいるのは
まだ、慣れない
剛は、モデルを辞め、大学に行く!と勉強を始めた
何でも、お父さんとお母さんみたいな
お医者さんになりたいんだとか
お前の親かよ!!
って、突っ込みたかったけど…
剛の中にいる、めぐの親には、間違いない
めぐ……
お前が月なら、日食には会えるのか?
くだらないことを考えた
俺は、華とつき合うようになった
めぐの言ったとおり
俺は、華を好きになった
薄情者と怒ってくれてもいい
だけど、俺は
萌來のこと、忘れたりしねぇからな!!
めぐ…大好き
おわり☆